LOGIN瞬く間に時は過ぎ、一週間なんてあっという間に経ってしまった。今日はI.Nさんとの約束の日。埼玉県越谷市まで東京都足立区から出向く。うーん、やっぱり遠い!
電車に揺られ、予め調べておいた乗り換えアプリで最短移動手段を反芻しながら、約束の十分前にレイクタウンアウトレット駅改札口へ到着。 私の目印は、白のレースのフリルトップスに、黒基調の小花柄のロングスカート、黒のサンダル、ブラウンのリボンが付いた大きめのカゴバックだと伝えてある。見れば解ると思うんだけどな。Love Seaアプリを開いて、到着しました、と送った。I.Nさんは黒の七分丈のテーラードジャケット、白のカットソーにベージュのパンツを合わせた服装で行くと言っていた。お洒落カジュアルな感じかな。どんな人なのか、待ち合わせの時間が刻一刻と迫る度に、ドキドキと胸が高鳴る。
初めて会う人だけれど、自撮りの写真通り素敵な人なのかな?
犬好きみたいだけれど、会話、ちゃんとついていけるかな? 幼稚園ではパンツルックが多いからあまりお洒落できないし、初対面の人と会うのだからと、今日は張り切ってタンスから洋服引っ張り出して、お洒落したけれど、変に思われないかな?緊張しながら待つ事十五分。
「あの、すみません」
きた――!
「この駅に行きたいのですが、乗り換えが解らなくて、教えて頂いてもいいですか?」声を掛けて来たのは、初老の男性だった。まさかこの人がI.Nさん――なワケないか。乗り換え方法聞いているもんね。
「はい」
見せられた地図を見て、乗り換えの為に降りる駅を教えると、どうもありがとう、と会釈された。
なんか拍子抜け。そしてまた緊張感を持って待つ。待つ。待つ。
三十分待った。 でも、彼は現れない。四十分。
五十分。 一時間…。その間にLove Seaアプリで何度かメッセージを送ったけれど、返事がない。なにかあったのかな?
午前十時を過ぎたので、I.Nさんに誘われたイベントが始まったけれど、ひとりで行っても仕方ないし、なんかもしかして、からかわれた?
一時間も待ったし、もう、いいよね。
気合入れてお洒落してきたのに、なんか、馬鹿みたい。やっぱり出会い系なんて、素性も知らない人との巡り合わせなのだから、ロクな人間いないのよ。
貴重な休日に一時間も待ちぼうけ喰らわされたので、買い物する気も失せてしまい、折角遠い所まで来たというのに、私は帰りの電車に乗り込んだ。窓から見える景色を見ながら、切ないため息が零れた。折角の予定が急になくなってしまったのでどうしようかと思っていると、バイブにしていたスマートフォンがブルブルと小さく震えた。Love Seaアプリが着信のお知らせを告げたので、I.Nさんからのメッセージが届いたのかと思って開けてみた。
――やっほー、何してる?(ゆうた)ゆうた君だ!
――実は約束をすっぽかされて、暇になっちゃったトコ๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐(M)
――えー、可哀想。゚(T^T)゚。゚(ゆうた)
――共感してくれてありがとう! 今帰ってるトコなんだ。(M)
――折角出かけたのに、勿体ないじゃん。じゃあさ、僕も暇だし、これから待ち合わせて会おうよ!(ゆうた)
メッセージを打つ手が止まった。
I.Nさんと会うつもりだったけれど…ゆうた君と会えるなんて。 なんだか急展開だぁ。でも、そういうのもアリだよね。捨てる神あれば拾う神あり!――じゃあ、是非٩(ˊᗜˋ*)و(M)
――オーケー。準備する! 今どこ?(ゆうた)
――もうすぐ南越谷。(M)
――えっ、埼玉に居るの?(ゆうた)
――うん。(M)
――どの電車乗ってるの?(ゆうた)
――この電車はもう降りるよ。新越谷で、東武伊勢崎線に乗り換えるの。(M)
――えっ、マジ! じゃあ、スカイツリー行こう! 押上駅行きに乗って!!(ゆうた)
わあ、スカイツリーだって!
近隣あるあるだけれど、近すぎて一度も行ってないから、デートには最適かも!――ゆうた君、路線に詳しいね。(M)
――この路線沿いに住んでいるからね。お手モノのだよ。とにかく準備して行くから。また連絡するね!(ゆうた)
ゆうた君のおかげで、しぼんでいたテンションが一気に上がった。I.Nさんからは返事が無いし、からかわれただけと思う事にした。縁が無かったのだと。
歩いて南越谷から新越谷に向かい、間違えないように押上駅で停まる方の電車に乗り込んだ。 心の準備をしていたら、列車はあっという間に目的地へ私を運んでしまった。 ドキドキしているからだろうけれど、掌が汗ばんでいる。手洗いを済ませ、レストルームで容姿をチェック。髪の乱れを軽く整え、リップを引き直していざ出陣。 改札をくぐると、大きく手を振ってくれるカジュアルルックな男性がいた。――ゆうた君だ!「わかったわ、玄介さん! 中身は『シンデレラのガラスの靴』ね!」「きゃー。まこちゃん、せいかーい!」 パチパチと茉莉恵ちゃんが拍手をしてくれた。「さすが、クイズに強いだけあるな。その通りだ」 玄介さんが鋭い瞳を解き、微笑んでくれた。「では正解者の眞子、ガラスの靴を受け取ってくれないか」「あ、ありがとう。じゃあ、遠慮なく」 私は玄介さんがプレゼントしてくれた紙袋を受け取った。これは恐らく、茉莉恵ちゃんにプレゼントしたシンデレラのガラスの靴のお礼にと、大きなものを用意してくれたのだろう。こんなに大きなものでなくても良かったのに。でも、玄さんの気持ちが嬉しかった。「気に入らないかもしれないから、この場で開けて見て欲しい」「え? ここで?」「うん。あけて、あけてー!」 茉莉恵ちゃんは尚も期待の視線を向けてくる。あ、そうか。茉莉恵ちゃんを助けたお礼にプレゼントしてくれたものだから、きっと茉莉恵ちゃんも一緒に選んでくれたんだ。子供って、自分があげたプレゼントへの喜びの感想を期待するから、貰ったプレゼントはその場で開ける事を切望する子が多い。「ありがとう。じゃあ、遠慮なく開けるね」 綺麗な黒いマットな紙袋の中に丁寧にラッピングされたボックスがひとつ入っている。リボンを解き、ボックスの中を開けると、更に透明のボックスに収められた、婦人用のSサイズくらいの大きさのガラスの靴が見えた。ガラスのハイヒールパンプスだ。 そのガラスの靴の先端部分はブリザーブドフラワーになっていて、ピンクの大きな薔薇が複数収められていて、雫に見立てた小さな宝石と共に輝いていた。 そしてその薔薇の中央に、ひときわ輝くものがあった。 これは――「うそ…」 中央の薔薇の上で輝いているもの――それは、プラチナリングにラウンドブリリアントカットされたものが幾重にも散りばめられた、ダイヤモンドの指輪だった。「それは俺の気持ちだ。君が交際をオーケーしてくれたら、渡そうと思
「玄介さん、腐ったパンから離れよう? そういうのじゃないから」「ううむ。眞子の出すクイズはやはり難しいな…」 超初級なんですが! 王様はやっぱりクイズが苦手な模様。 完璧に見える蓮見リゾートホテルの社長も、苦手なものがあったのね。「まこちゃんのクイズ、すごーくむずかしいよぉぉ…」茉莉恵ちゃんが眉毛をはの字にして訴えた。「じゃあ、ヒントを出すね。ヒントは、お料理する時に使うもの。もしくは、茉莉恵ちゃんの目の前にいる動物でも正解。たくさんあるんだよ」「あっ」茉莉恵ちゃんが目を輝かせた。「パンダさんだ――!」「はい、よくできました。正解」「やったあ! パパより先に答えられたよ!」「ふふ。ほんとうだ。茉莉恵ちゃん天才!」 玄介さんは私たちのやり取りを見て、とても悔しそうにしている。 負けず嫌いの男児そのもの。本当に子どもみたい。「こうなったら、眞子にとっておきのクイズを出してやる。まあ、ここでは何だから、帰り際にでも」「そうなんだ。難しいクイズ?」 「それは――」玄介さんは私を見て、不敵な笑いを見せた。「眞子次第だ」 ※ あれからクイズバトルを楽しみ、たくさん動物たちを見て閉園時間までたっぷり楽しんだ。 そろそろ帰らなきゃいけない時間。なんか、名残惜しいな。 今日一日、二人と一緒に過ごして本当に楽しかった。茉莉恵ちゃんはかわいいし、玄介さんは素敵だし。 茉莉恵ちゃんを真ん中にして、玄介さんと一緒に彼女の小さな手を握り、はしゃぎ合った。まるで本当の親子と錯覚してしまうほど濃密な時間を三人で過ごした。私の作ったお弁当を残らず食べてくれて、美味しいってかわいいほっぺにご飯粒付けて言ってくれたのは、とても嬉しかった。「まこちゃん、たのしかったねー!」「ええ。茉莉恵ちゃんのお陰ね。とーっても楽しかった!」「ほんと? よかったあ」
「パパー! はやくぅ――!」 茉莉恵ちゃんが玄介さんを呼んでいる。入園して一番にパンダの見える場所まで走っていき、目を輝かせながら。 玄介さんと想いを通じ合ってから翌日。茉莉恵ちゃんと一緒に動物園に行きたいねと提案したら、あっという間に実現してしまった。彼は私と動物園に行った話を茉莉恵ちゃんにしていたらしく、それを聞いていたものだから、小さな彼女はずっと動物園に来たい、来たい、と言っていたそうだ。「まこちゃんも、はやく、はやくぅ――!」 茉莉恵ちゃんに私のことを紹介してくれたら、『シンデレラのおねえちゃんだ!』と再会を喜ばれた。お互いに顔見知りだったから早急に仲良くなり、茉莉恵ちゃんが『まこちゃん』と呼んでくれるようになった。出会ったときは三歳だった茉莉恵ちゃんは、今では四歳になっていて、おしゃべりもあの頃よりも上手になっていて、元気いっぱいだ。「茉莉恵…早いって」 玄介さんはやや息を切らせながら、一番最後にやって来た。私は毎日園児を追いかけまわしているので、全く平気だけど。「玄介さんが体力無いのよ」「仕事ばかりで運動不足になっているな。よし、また眞子と一緒に運動しようか」 私たちに追いついた玄介さんが、私の腰をぐい、と引き寄せた。「今夜どう?」と耳元で囁いてくる。「もう、玄介さん! 茉莉恵ちゃん見てるよっ」 昨日散々愛されたから、そっちの体力は残ってないよっ。 玄介さんは含み笑いをしている。うっ…そんな顔しても、明日仕事だから無理だってっ。 ひと悶着している間にパンダを見る順番が回って来た。 「うわぁ――、おおきぃ――! ぱんださん、かわいい――ぃ!」 玄介さんに抱き上げられ、茉莉恵ちゃんは大興奮でパンダを見つめる。「そうだ、茉莉恵。眞子先生がクイズを出してくれるぞ」「えっ、クイズ? やるやる――!」 突然ムチャぶりされたけれど、幼稚園で園児たちと毎日のように繰り広げられる『なぞなぞバトル』で鍛えた私。クイズなら任せて!
待ちわびていた雄々しい欲望が秘所に当てこまれた。早速愛液が絡みつき、ぬめりのある洞窟の奥底へ沈んでゆく。 「ぁあっ、玄介さっ…ぁあぁっ、んあ、ふっ、やあぁっ――…!」 待ち焦がれていた雄槍の侵入に思わず歓喜の声を上げてしまう。体の一番奥の部分が熱を帯びて震える。膣壁はうねって欲を包み込み、締めつける。 「眞子っ…」 やがて律動が始まった。切なげに眉根を寄せ、玄介さんは激しく腰を打ち付けてくる。奥まで突き入れられる度、広い室内に卑猥な水音が響く。 「はぁんっ・・・・・んんっ・・・・・」 抽送のたびに感じる快感がどんどん膨らんでいく。腰が動く度に汗が散り、私の胸が弾む。その様子を見つめる彼の瞳は獣のような熱を持ち始めていた。 「あっ・・・・・んっ・・・・・・玄介さっ・・・・・・・ああっ!」 最奥を突かれるたびに喘ぎ声が止まらない。その声を抑えることすらできないほど感じてしまう。体の深いところが溶けてしまいそうなほどに気持ち良い。 「眞子っ・・・・・愛してる・・・・・」 彼の声は熱い吐息混じりになっていて、脳内から全身へとゾクッとした快感が広がっていく。最中に愛の言葉を囁かれるなんて、ほんとうに夢みたい。 「あっ・・・・・んんっ・・・・・・」 結合部からは愛液が溢れ出し。ぐちゅぐちゅと淫靡な音が響き渡る。 「ぁああっ・・・・玄介さんっ、は、んぁっ、あぁあぁ―ーっ」 甲高く叫ぶと、より一層激しさが増した。中が激しくかき回され、快楽の波に押し流される。彼から必死に求められることが、なによりも嬉しい。言葉からも、体からも、彼の愛を感じた。 いつもはもっとゆったりとした攻めで、こんなに激しいことは無い。じっくり堪能してくれるのに、性急に昇りつめようとしている。 離れていた時間を急いで埋めるかのように、玄介さんからの余裕が一切感じられなかった。 まるで飢えた獣のように、私の体を貪り尽くそうと暴れまわる。 交わすキスさえも激しく、胸のふくらみに及ぶ攻撃も、普段のも
恋愛は自由なのだと常に思っていた。 でも、そうではなかった。 実は沢山のしがらみに包まれていて不自由であり、添い遂げるとなればその苦難は尚の事。 それでも一緒に居たいと思える相手かどうかを考えた時、困難を乗り越えてでも傍にいたい、玄介さんの隣にいたい、と素直に思った。「あっ……んんっ……ふぅ……」 彼の名前を呼ぶたびに私の心は満たされていき、この瞬間が永遠に続けばいいのにと思う。この気持ちを伝えることが出来るのなら、私はどんな困難だって乗り越えられる気がした。「玄介さん……玄介さん……!」 彼を求める想いが強くなればなる程に身体の奥底が熱を帯びて疼く。それに伴い鼓動も早まっていく。 玄介さんの手が下肢へと伸びてきて私の秘部へと触れる。 指先で撫でられてびくりと身を震わせながらも拒むことは無く、むしろもっと触れて欲しいという欲望を抱いてしまっている自分に困惑してしまう。「眞子……俺は君の全てが欲しい」 彼の言葉に頷くと同時に彼は私の両足を割り開く。そして中心に顔を埋めて舌を這わせてきた。その途端に電流のような快感が駆け抜けた。「やっ……んっ……はぁ……」 敏感な突起を舐められ吸われて甘噛みされる度に快楽が押し寄せてくる。思わず声が漏れてしまい慌てて口元を押さえた。「我慢しないで声出して」 低い声で囁かれればそれだけでゾクゾクとしてしまう。恥ずかしさと快感が入り混じった複雑な感情が押し寄せてくるものの拒むことも出来ずに、ただ彼の愛撫を受け入れるしかなかった。 秘部の上を何度も往復させながら舐め続けているうちに蜜が溢れ出し彼の舌によって掻き出されていく。その度に甘美な刺激に襲われて意識が飛びそうになる。「んっ……はぁ……あっ……んっ……」 舌先で転がされて擦り付けられて吸い付かれると堪らず声を上げてしまった。あまりの気持ち良さに腰が揺れてしまうのを抑えられない「気持ちいい?」「ん……気持ち……いい……」 喘ぐように答えると更に攻め立てるよ
「ふっ、ああっ、玄介さんっ、ぁあぁっ」 彼は私の反応を見ようと、鋭い視線をぶつけてくる。ぞくりと背筋が粟立ち、腰が浮いてしまう。 恥ずかしくて顔を逸らしたくなるのを堪えて見つめ返すと、彼は満足そうに目を細めた。――ああ、やっぱりこの人だ。 確信する。私が好きなのは、彼。触れ合いたいのも、彼。 何時の間にこんなにも深く玄介さんを好きになり、私の中で大きな存在へ形を変えていたのだろう? 蓮見リゾートホテルの社長だから好きになったんじゃない。彼が何者であったとしても『玄さん』と過ごす時間が、今の気持ちを作り上げたのだ。 彼の正体を知っていたら、恋に落ちる事は無かっただろうけど。 婚活アプリで素性不明だったからこそ、繋がった不思議な縁。「眞子」 余裕を失った玄介さんが、必死に私を求めて雄になる。――玄介さんも、私と同じ。 そう思うと不思議なほどに気持ちが楽になる。そこには身分差も何もなく、ただ一人の男と女が惹かれあうだけの、純粋な気持ちだけが存在しているのだ。今はその中で、彼を好きだと素直に伝えよう。 私は彼の背中に手を回して強く抱きしめた。すると玄介さんもまた、同じように返してくれる。 暫くそうしていると、玄介さんの手が私の胸を包み込むように触れてきた。その感触に驚いて思わず体を離そうとしても、彼はそれを許さない。 まるで宝物でも扱うかのような優しい手つきで、両胸を揉みしだかれていく。その感覚があまりに官能的で、甘美な吐息を漏らしながら身を捩った。 気付けば玄介さんの顔が間近にあり、そのまま唇を奪われる。舌を差し入れられて絡め取られると、脳髄が刺激されて何も考えられなくなる。 彼の手の動きに合わせて次第に体が熱を帯びてくる。自然と息が上がり、艶のある吐息が漏れてしまう。恥ずかしいのに止められない。「眞子……」 玄介さんが私の名を呼んだ声は、低くかすれていた。熱を
翌日。Takaさんと食事へ行った結果を理世ちゃんに報告した。「無いですね」 一言ズバっと頂きました。「ありえません。画像詐称も酷いし、性格も最悪なんて。まさかの大はずれでしたね」 酷い言い草だとは思うけれど、同感だった。アプリで通じた相手でなければ、一緒に食事へ行こうという気になれない人だったから。「ブロックしちゃいましょう」 理世ちゃんは私のスマートフォンをタタタと操作し、Takaさんをあっと言う間にブロックしてしまった。躊躇は一切せず。 いいのかな…。「とりあえず残り二人いますよね。頑張ってみてダメだったら次行きましょう。私の知り合いを紹介しますから!」「ありがとう
「こんばんは、羽鳥さん」 私に挨拶をしてくれた彼は、羽鳥聖也君のお父さんだ。コックの恰好をしてマスクを着けていたが、聖也君によく似た大きな瞳が特徴的なので、すぐにわかった。 そう言えば羽鳥恵里菜さんが『うちの夫は蓮見リゾートの料理長をしている』と自慢していたっけ。「こちらにお勤めだったのですね」「はい。以前は別の店舗勤務でしたが、このホテルが新規オープンしたので呼ばれたのです。いい食材をふんだんに使っているので贅沢なバイキングですから、先生もご堪能いただけると思います。デザートも美味しいですよ」「は
「それより先輩、婚活アプリでやり取りしている他の男性はどうですか? やりとり続いていますか?」「うん、。Takaさんは今度ご飯食べにいこうって約束して、来月七夕まつりが終わったら食事をしようと思っているの。玄さんは飲みに誘ってくれたから、場所を聞いて飲みに行こうかと」「へええ…!」理世ちゃんは嬉しそうだ。「眞子先輩がそんなに積極的に同時進行できるなんて、びっくりしました!」「あ、適度にやり取りしているよ。他愛もない話が多いけど。食べ歩き好きだからっていプロフィール見てくれているから、ご飯行こうってTakaさんが誘ってくれて。玄さんは丁度羽鳥
あおいchanというのも気が引けるので、あおいさんと呼ぶことにしている。彼女に返信していると、Love Seaの方が着信を告げた。――元気?(玄) 一言、玄さんからだった。相変わらず愛想無い。――はい、元気ですᐠ( ᐢ ᵕ ᐢ )ᐟ 玄さんはお仕事中?(M)――まあね。店が暇でしょーがない。(玄)――もうすぐ仕事で大きなイベントがあるので、それが終わったら飲みに行きますよ。再来週の週末にでも、玄さんのお店行きたいです( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )(M)――いや、俺の店はもういいよ(笑)多分こ